スポーティング・ドリーム


純粋であること

V8 Vantageをさらにスポーティでアグレッシブにするにはどうしたらよいでしょう?アストンマーティンのデザイナーは、Vantage特有の造形美には敢えて手を加えず、確固たる決意を秘めた存在感や視覚的な主張を追加する手法を選択しました。GT選手権プログラムにインスパイアされた世界有数のデザイナー陣は、Vantageの流儀に則りながらも、魅惑的なスポーティスタイルとディテールを主張する新たなモデルを創り上げました。

オープンエアの爽快感

コンバーチブルにはクーペの煌めきがない、とはしばしば指摘されることですが、V8 Vantage S Roadsterにこの言葉は当てはまりません。身体に張り付くウェアを纏ったアスリートのごとく、Roadsterのグラマラスなラインとテーラーメイドのルーフは、パフォーマンスを重視するオープントップ・モデルの在り方とは何かを明示しています。ファブリックルーフは、48km/hの速度までなら走行中も作動し、わずか18秒で開閉することが可能です。ルーフが折り畳まれると、アルミニウム製トノーカバー下に収納され、フロントからリアまで一切の破綻がないクリアなラインが描き出されます。



織り地の方向までこだわったカーボンファイバー製フロント・ロア・スポイラーには、エンジンとブレーキに大量のフレッシュエアを供給する大型エアインテークが設けられ、独特の迫力を醸し出しています。一方、リヤエンドに目を移すと、リヤ・スプリッターと延長されたデッキリッド「フリップ」が見事に調和しながら、高速走行時のダウンフォースを増大しながら、ダイナミックなルックスを演出します。V12 Vantageから流用されたサイドシルは、ニューモデルを視覚的にワイド化し、力強い「接地感」を演出します。

レーシングスピリットを感じさせるスタイリング


「世界でもっとも美しいクルマに数えられるVantageは、プロポーションとスタンス、彫刻的形状の教科書のような存在です。」

Aston Martin Director of Design - Marek Reichman


素材という名の芸術

本物の素材に熟練工の手が入れられ、最上のクオリティを誇るコクピットが完成しました。ワークスマシンを彷彿とさせるステッチ、ひと目で軽さが伝わるシートデザイン、ステッチ入りドアパネルなどが渾然一体となって、V8 Vantage S特有のインテリアスタイルが生み出されています。カラーと素材の選択は数千通りを超え、V8 Vantage Sの個性にオーナーの個性をつけ加えるパーソナリゼーションが実現されています。

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