アストンマーティンは、本日、ヴァンテージ史上もっともポテンシャルが高く、一切の妥協を排したパフォーマンス・モデルであり、サーキットにインスパイアされたVantage GT12スペシャルエディションの詳細を初公表します。
2015年2月8日、ゲイドン:
アストンマーティンは、本日、ヴァンテージ史上もっともポテンシャルが高く、一切の妥協を排したパフォーマンス・モデルであり、サーキットにインスパイアされたVantage GT12スペシャルエディションの詳細を初公表します。
わずか100台の限定仕様には、アストンマーティンが参戦するスポーツカー・レースのあらゆるノウハウと経験が活かされ、ロードゴーイングVantage中最強のパフォーマンスを持つモデルに仕上げられています。
6.0リッターV12エンジンは、新世代へと進化、600PS1の最高出力を発生します。一方、標準仕様のV12 Vantage Sと比較すると100kgの軽量化を達成しています。
抜本的にエンジニアリングを見直すとともにスタイリングにもメスが入れられたスペシャルエディションは、Vantageファミリーよりも低く、ワイドになっています。トレッドは、フロント、リヤともに拡大され、コーナリング時の左右荷重移動が減少、コーナリング安定性が高められています。ミシュラン・パイロット・スーパースポーツ・タイヤのおかげで、ハンドリングはさらに精密になりました。
カーボンファイバーの内外装、サーキットに照準を合わせた空力パッケージ(フロントスプリッター、リヤウィングともに大型化)など、最先端のモータースポーツ・テクノロジーが応用されています。Vantage GT12スペシャルエディションは、ロードゴーイング・アストンマーティンにより高いポテンシャルとレース直系のスタイリングを追加しています。
空力パッケージの効果は目覚ましく、ダウンフォースが高められた結果、特に高速安定性とグリップが向上しています。
アストンマーティン・レーシングのモータースポーツ活動をインスピレーションの源とするGT3カテゴリーの最新鋭Vantageは、英国ウォリックシャー州ゲイドンにあるアストンマーティン本社でデザイン、エンジニアリングされ、Vantageを定義するすべてのデザインボキャブラリーを明確に表現しています。一般道では究極レベルのドライバビリティ、サーキットでは妥協を排除したスパルタンでダイナミックなパフォーマンスを提供します。
力強く張り出したフロントフェンダー、カーボンファイバー・ボンネット、レース直系リチウムイオン・バッテリー、カーボンファイバー・ドアケーシング、カーボンファイバー・ルーフ(オプション)、軽量ポリカーボネート・リヤウィンドゥ/リヤクオーター・ガラス(オプション)は、極限まで贅肉を削ぎ落とすためにエンジニアが採用した手法です。こうした軽量化策が相まって、車両重量は1,565kg2に抑えられています。
カーボンファイバーによるボディパネルの下には、600PS1を発生する新しいV12エンジン以外にもさまざまな専用アップデートが実施されています。ジオメトリーが見直されたマグネシウム・インテーク・マニホールド、軽量マグネシウム・トルクチューブ、センター・アウトレット付きフルチタン・エキゾースト・システムは、エクスクルーシブなニューVantageに施されたリエンジニアリングの好例です。
インテリアにも、フルカーボンファイバー・センタースタックやタッチセンサー・コントロール、カーボンファイバー・レーシングシート、アルカンターラ・トリム、お馴染み“Q by Aston Martin”パーソナリゼーション・サービスに基づく各種ビスポーク・オプションなど、抜本的な改良のメスが入れられています。
アストンマーティン最高経営責任者(CEO)のDr アンディ・パーマーは、Vantage GT12スペシャルエディションについて、次のように述べています。「モータースポーツは、アストンマーティンのDNAに組み込まれています。弊社は、ヴァンテージとともに世界各国のトップレベル・スポーツカー・レースに参戦しています。アストンマーティンが、モータースポーツのノウハウとロードカーの専門知識を融合させるVantage限定モデルを製作するのは、いわば自然な流れと言うべきかもしれません。」
Dr パーマーはさらに続けます。「Vantage GT12スペシャルエディションは、アストンマーティンのデザインとエンジニアリングの粋を追求したニューモデルであり、このクルマを手にした100名のお客様には、一般道であれ、サーキットであれ、ステアリングを握るすべての時間を楽しんでいただけるでしょう。」
Vantage GT12スペシャルエディションは、3月3日、第85回ジュネーブ国際モーターショー(ホール5、スタンド5253)にて初公開されます。お客様への納車は、2015年の第3四半期から開始される予定です。
1最高出力(予測値)
2装備重量(予測値)